Vol.7 一度でいいフルマラソン

1996年12月


中学から高校の6年間、陸上部に在籍していた私は体がどちらかと言えばがっちりとしていたので砲丸を投げていたりしてまして、特に足が速かったり、走るのが好きだったりはしなかったのですが、人生に一度はフルマラソンに出てみたいなというのは、けっこう昔から思っていました。大学時代は、部活やサークルに入ることなく、学業以外はひたすらアルバイトをし、お金が貯まれば旅行するという日々を送っていたのですが、そんな大学3年の冬、20歳の記念に(?!)何か記念になることをしておきたいなと思い、思いついたのがホノルルマラソンでした。ホノルルマラソンと言えば、今はどうなのか知りませんが芸能人がたくさん走るということで有名でしたし、ハワイもまだ行ったことなかったですので旅行ついでにという感じで参加することとなりました。ハワイは格安航空券を探していくよりもパックツアーのほうが安いので「AB ROAD」でくまなく探し・・・(当時はまだネット時代ではなかったので)、見つけたのはユナイテッド航空利用でワイキキビーチ沿いのホテルに泊って7日間で9万円ジャストでした。これは当時、この時期の料金としてはかなり破格でしたね。マラソンは7日間の旅行中の5日目。前日までワイキキ周辺にはマラソンの準備運動やジョギングをしている人がちらほらいる中、私と言えば、のうのうと初のハワイ観光で練習も何もそっちのけ!当時ナイキのエアマックスという靴が爆発的人気でホノルルマラソンのスポンサーでもあったナイキのショップへ行って買おうとした記憶がある(結局、高かったのでやめましたが・・・)。そんな中、アップも何もせず大会当日、出発は朝の5時!早すぎるったらありゃしない。そして色々と準備をしてスタートラインに立とうとするが自分の目標タイム別にスタートラインがある。私は初フルマラソンだったので目標5時間のあたりに立ち、朝5時スタートしました。ところがスタートしても3万人近くの参加者がいたためスムーズに進むわけでもなく、のろのろとスタート。本来のスタート地点を通過したのはかなり時間が経ってからだった。そしてやがてジョギングくらいのペースで走れるようにはなったのですが、順調に15キロ地点を通過したあたりででた生理現象。我慢すればよかったものの、トイレに寄ってしまったために止まってしまった練習を何もやっていなかったためか足は急激にガチコチに固まってしまい、その後は思い通りに動かすことが出来ず、苦しい27キロとなった。足が痛い!上がらない!一気にリタイアしたくなる気分となった。でもせっかくここまで来てリタイヤは情けない。自分の中でものすごい葛藤が起こる中、とりあえず3キロ先の給水所を目指して頑張ろうと言い聞かせ、もうそこからは本能だけで走りましたかね?ようやく中間地点を越え、35キロ地点あたりではトミーズ雅に追い抜かれたりして気が付けば40キロ地点。あともう少し・・・ホノルルマラソンはワイキキとその周辺の景色がきれいなところをコースとしているらしいですが、そんな風景を楽しむことは一切できず5時間45分かけて完走!順位は17000番台とまあみっともない結果となってしまいました。完走した後の足は階段一段上がるのにも一苦労。象みたいな足に膨れ上がり、爪が丸ごと剥がれたりととんでもないことになりもうコリゴリですね。やはり事前にトレーニングはするものですわ。(って当たり前ですけどね。ハイ)。マラソン愛好家の方を本当尊敬します。私はもうフルマラソンはいいのですが、今度11年ぶりに10キロだけですがマラソン大会に出場するので今度はしっかり鍛えて挑みたいと思います。


ダイヤモンドヘッドから見たワイキキ